白沢町の概要

「白沢村」は平成17年2月12日をもって115年の歴史を閉じ、平成17年2月13日より「旧沼田市」、「利根村」と合併し、「沼田市白沢町」となる。
 当地区は沼田台地の東端に位置し、町の花「サルビア」をはじめ、季節ごとに沿道に色とりどりの花の咲き乱れる「花の町」である。
 日本ロマンチック街道の一部である国道120号線は町を東西に走り、椎坂トンネル−利根町−片品村を経て日光に通じている。
 国道の南側は何段もの段丘となり、日本一の河岸段丘を形成している。段丘面と片品川沿いの耕地を中心に、岩室・尾合・平出のいわゆる下郷といわれる三地区がある。
 片品川水系の開発は、東電岩室発電所の発電が古く、ついで平出ダムをはじめ、平出・尾合には県営発電所ができ発電している。
 国道120号線沿いの生枝・高平・上古語父と川場村に隣接する下古語父を合わせた四地区が上郷といわれる地区である。
 学校周辺の高平には沼田市白沢町振興局(合併後平出地番)、公民館、小・中学校、商工会など町の中心となる施設が集まっている。産業は農業経営が中心であったが、全町民の所得の内、85%は第2・3次産業に従事し得ている。
 沼田市街から本町に至るまでの12qの道は、昔から橋のない街道として有名である。地勢としては、水利の便が悪く、黒色土中に厚い軽石層があるが、農業構造改善事業の一環として潅漑用水を通し、一部は開田されている。
 産業の内農業経営をみると、こんにゃくきのこりんごの栽培が中心であったが、トマトの生産も増加し、JA利根沼田トマトセンタ−の新築により、出荷の合理化が図られている。
 また、高平の共有林の一部が本格的なゴルフ場として開発されたり、温泉センタ−「望郷の湯」が平成6年4月にオ−プンするなど観光の発展も著しいものがある。

 〔位置及び面積〕
  東経139度08分  北緯36度39分  標高562m
  面積28.16?   東西10.39q  南北10.56q

区の木/いちい  区の花/サルビア  区の鳥/うぐいす